Limosineとは?
スケートボードブランドには、それぞれの“スタイル”があります。
ハンドレールやステアを果敢に攻めるスケーターを集めたブランドや、世界各地のダウンヒルを攻めるブランド。路地裏や小さなスポットを、自分たちの世界へと変えてしまうブランド。映画のような映像作品を通して、独自の世界観を表現し続けるブランドなど、そのスタイルは実にさまざまです。
そんな中、ここ数年で急速に存在感を高めているのが、Limosine Skateboards(リモジン・スケートボード)です。
2021年の始動以来、NYのストリートシーンで活動するスケーターたちを中心にブランドを形作り、着々と勢いを増しているLimosine。
では、Limosineとは一体どんなブランドなのでしょうか?
今回は、ブランドの成り立ちからライダー、映像作品、そして独特なグラフィックまで、Limosineの魅力を掘り下げていきます。
Call Me 917の終わりから始まった、新たなストーリー
Limosineの誕生を語る上で欠かせないのが、Call Me 917(コール・ミー・917)の存在です。
スケート業界だけでなく、ファッション業界でもその名を知られていたスケーター、Alex Olson(Steve Olsonの息子)が手掛けたCall Me 917は、ファッションとスケートボードを高いレベルで融合させ、当時のスケートシーンに新しいスタイルを提示したブランドでした。
しかし、その後Alexがブランド運営の中心から距離を置くようになり、Call Me 917が大きな転換期を迎える中で、新たな動きが生まれます。
当時Call Me 917のフィルマーを務めていた Logan Lara を中心に、Call Me 917のチームメイトだったCyrus Bennett、Max Palmer、Aaron Lorethらが集まり、「自分たち独自のスタイルを作りたい」という思いからスタートしたのがLimosineでした。
Limosineは2021年末に始動。
そして、ブランドの幕開けを飾る最初のフルレングス映像『Paymaster』を公開します。
Call Me 917に所属していたメンバーたちによる新たなプロジェクトということもあり、当時から世界中のスケーターから大きな注目を集めました。

ブランドの幕開けを飾った『Paymaster』
Limosineの名を一気に広めたのが、ブランド始動とともに公開されたフルレングスビデオ『Paymaster』です。
公開前には、数か月にわたって東海岸のスケートマガジン・Skate Jawn誌に謎めいた広告が掲載され、「一体何が始まるんだ?」と話題になっていました。
そして突然公開された『Paymaster』は、世界中のスケーターに強烈なインパクトを与えます。
映像を手掛けたのは、フィルマーのLogan Lara。2010年代には、Supremeの『cherry』や『BLESSED』にもAdditional Filmerとして携わり、Call Me 917ではブランドの映像制作を担うなど、NYを中心とした東海岸のスケートシーンを記録してきた人物です。
Logan Laraのフィルミングと編集によって作られる独特の空気感は、Call Me 917時代から高く評価されていました。
そんな彼が新たなブランドLimosineを立ち上げ、その最初のフルレングスビデオを発表したことは、大きな注目を集める出来事でした。
そして、完成した『Paymaster』は、その期待に応える作品となります。
ブランドの世界観を知るなら、まずはファーストビデオ『Paymaster』を観ることをおすすめします。

個性的なライダーたちがブランドを作る
『Paymaster』を観ればわかる通り、Limosineの魅力はライダーの存在なくして語ることはできません。
とにかくメンバーがカッコいい。
Cyrus Bennett、Max Palmer、Hugo Boserup、Aaron Lorethをはじめ、Karim Callender、Nelly Morvilleなど、NYを中心としたストリートシーンで活動する個性的なスケーターたちが名を連ねています。
このメンバーでやるブランドですから、土臭く、ストリートの香りがプンプンします。
東海岸のストリートスケートから受け継がれてきた、個性的なスポットチョイスやライン、そしてスケーターそれぞれのフロー。
そこには、コンテストで勝つためのスケートボードとはまた違った魅力があります。
自分らしいラインやスポット選び、そしてスケートボードを通した自分たちの表現。
Limosineは、そうしたストリートスケートの魅力を映像作品として残すことを大切にしているブランドです。
だからこそ、Limosineの映像には何度も見返したくなる魅力があります。


グラフィックだけで"Limosineらしさ"が伝わる
Limosineの魅力は、映像だけではありません。
デッキやTシャツに描かれるグラフィックも、一目でLimosineとわかる独特の世界観を持っています。
どこか不気味で、ユーモアがあり、手描きならではの温度感も感じられるアートワーク。
自分たちの感性をそのまま形にしたようなプロダクトは、Limosineが掲げる「自分たち独自のスタイル」を象徴する重要な要素のひとつです。
実際に、アートディレクションやグラフィックには Cyrus Bennett 自身も深く関わっており、映像だけでなくプロダクトやアートワークまで含めて、ブランド全体に一貫したビジュアルアイデンティティが生まれています。


NIKE SBとのコラボレーションも実現
Limosineの勢いを象徴する出来事のひとつが、NIKE SBとのコラボレーションです。
2026年には、ブランド初となるNIKE SB Dunk Lowとのコラボレーションが実現。
Limosineらしい世界観を落とし込んだ一足は、発売前から世界中のスケートシーンで大きな話題となりました。
また、LimosineにはNike SBのライダーも多く在籍しており、ブランドとNike SBとの関係性を感じさせる要素も多くあります。
ブランド設立から比較的短い期間で、世界的なブランドであるNike SBとのコラボレーションを実現したことは、Limosineがスケートシーンの中で確かな存在感を築いていることの証とも言えるでしょう。

LacquerがLimosineをセレクトする理由
ここまで紹介してきた通り、Limosineはスケートボードを通して、独自のスタイルを表現し、ストリートスケートの魅力を体現しているブランドのひとつです。
その独自の世界観やスタイルは海を越え、私たちLacquerにも強く伝わってきました。
映像、グラフィック、プロダクトを通してスケートの仲間とひとつの世界観を作り上げていく姿勢は、私たちLacquerが大切にしていることとも重なります。
だからこそ、Limosineの魅力をLacquerを通して日本のスケーターにも伝えていきたい。
そんな思いから、私たちはLimosineをセレクトしています。
当店で人気の高いPolar Skate Co.やGX1000のように、映像やアートを通して独自の世界観を築いてきたブランドが好きな方なら、Limosineにもきっと惹かれるはずです。
まとめ
Limosineは、Call Me 917にルーツを持つスケーターたちによって生まれたブランドです。
しかし、決してCall Me 917の延長線上にあるだけのブランドではありません。
映像、グラフィック、ライダー、そしてプロダクト。そのすべてを通して、自分たち独自のスケートボードスタイルを発信し続けています。
特に『Paymaster』に代表される映像作品は、Limosineというブランドを理解する上で欠かすことのできない存在です。
これからもLimosineは、新しい映像やコレクションを通して、私たちを楽しませてくれるでしょう。
LacquerでもLimosineの最新アイテムを随時取り扱っています。
ぜひ実際にアイテムを手に取り、Limosineが作り出す独自の世界観を感じてみてください。

