
元enjoiのプロスケーター、Didrik "Deedz" Galasso(ディドリック・ガラッソ)が立ち上げたスケートボードブランド「BERMUDA 1383(バミューダ)」。
外部の投資や企業のバックアップを入れず、デッキのシェイプから服の生地・フィットまで、すべてをゼロから作り上げている完全インディペンデントなブランドです。
今回は、そんなBERMUDAのブランドの成り立ちや名前に込められた意味、Deedzならではのスケートスタイルについて紹介します。
BERMUDAとは?
BERMUDA 1383は、2026年にDidrik Galassoがスタートさせたスケートボードブランド。正式名称はローマ数字で「BERMUDA MCCCLXXXIII」と表記されます。
ノルウェー出身で、現在はポルトガル・リスボンを拠点に活動するDeedz。enjoiではプロモデルも発売されていた、ヨーロッパを代表するストリートスケーターのひとりです。
enjoiを離れた後、いくつかのブランドから声がかかりながらも、約2年悩んだ末に選んだのが「自分でブランドを始める」という道でした。
背中を押したのは、Epicly Later'dの撮影中に彼と過ごしたPatrick O'DellとHeath Kirchartの言葉。デッキの生産も、面識のなかったErik Ellingtonに直接連絡をとったことから現在世界の一人気を誇る工場BBSにつながり、スタートしています。

「BERMUDA」と「1383」に込められた意味
ブランド名の「BERMUDA」は、DeedzがRVCAのライダー時代にロングビーチで毎日のように通っていた「バミューダストリート」が由来。
昔からあるブランドのような響きに加え、船が消えてしまうバミューダトライアングルのミステリアスなイメージ、そして迷いながらも自分の道を探して戻ってくる感覚が、彼自身の経験とも重なったといいます。
「1383」は、"古風な・時代を超えた"といったニュアンスを持つ「Archaic」の頭文字A・C・H・Cを数字に置き換えたもの。それをさらにローマ数字にしたのが「MCCCLXXXIII」です。
流行に左右されない、荒々しくタイムレスな雰囲気。それがBERMUDAというブランドの空気感そのものになっています。

石畳を滑りこなすDeedzのスケートスタイル
BERMUDAを語るうえで欠かせないのが、Deedz自身のスケートスタイル。
拠点とするリスボンの街には、手作業で敷かれた荒い石畳が広がっています。多くのスケーターが避けてきたそんな路面にも積極的に入っていき、ここでしか撮れないラインを残しているのが彼の魅力です。
フロントにソフトウィール、リアにハードウィールを組み合わせる独特のセッティングも有名。石畳の衝撃をフロントで吸収しつつ、ポップやスライドはリアのハードウィールで、という発想から生まれたものです。
ユニークなトリックセレクションと、荒れた路面をものともしないスピード感。一目で彼とわかるストリートスケートを楽しめます。

すべてをゼロからつくるプロダクト
BERMUDAのプロダクトは、既製品にプリントを乗せるだけのものではありません。
デッキはBBSと直接やりとりし、Deedzが求めるハイブリッドシェイプのために専用の型を製作。テールがノーズよりわずかに短いだけの、ツインノーズに近い形状に仕上げられています。
アパレルはポルトガルの工場で生産され、生地の厚さやフィット、身幅、縫い目の位置まで細かく調整。スケートするための道具として、そして毎日着る服として、クオリティにとことんこだわっています。
また、ブランドをひとつのイメージに固めず、ライダーそれぞれが自由にグラフィックを表現できる"コレクティブ"のような形を目指しているのもBERMUDAらしいポイントです。

BERMUDA初のビデオパート『PRIMARY COLORS』
BERMUDAとして初めて公開されたDeedzのビデオパートが『PRIMARY COLORS』です。
"原色"を意味するタイトルには、すべての色の土台になるもの、という想いが込められています。撮影はリスボンで、近所に住むフィルマーのTelmo Goncalvesと約3ヵ月かけて行われました。
石畳のスポットやカーブしたレッジでのトリックなど、BERMUDAの世界観とDeedzのスタイルが詰まった一本です。
スケーター自身の手で、ゼロから丁寧に作り上げられている「BERMUDA 1383」。デッキの形やアパレルのつくりにも、Deedzのこだわりと、スケートボードへのまっすぐな想いが表れています。
LACQUERでは、BERMUDA 1383のアイテムを取り扱っています。
店頭・オンラインストアでチェックしてみてください。